特殊清掃注意点

1Kのお部屋で

Before

ya

After

大量の体液が出ていた為床一面がベトベトでした。初日に掃除をしにきたのですが、床一面びちょびちょでしたので、結局荷物を撤去してから消毒消臭させていただきました。部屋が空っぽになったあと、壁、床を剥がして、消臭機を回し1週間に1回消毒消臭を3回行いました。

暑くなってくると、増えてくるのが特殊清掃です。この業界に15年いますので言えることなのですが、独居死(孤独死、孤立死)というのは珍しい事ではありません。6月だけでも4件のお片付けをしてきました。そこでもしそういう独居死遺族になった時、知っておいた方が良い注意点を書いていこうと思います。

①誰にでも起こりうること特別なことではない

もしご自身の親族が独居死になった場合警察や大家不動産屋さんなどから、連絡がきます。一人暮らしをしている方であれば、年齢などもはや関係ありません。学生さんのような若い方でも起こり得ます。現地に行って身元確認(最近はPTSDを危惧してご遺体を見せない場合が増えております。)その時に異臭、汚れやら大変な状態になっているのを目の当たりにされると思います。

②警察は死因の特定(事件性がないかどうか)をします

ご病気で倒れたのか、誰かに殺されたのか、または自死なのか?そういった事を2、3日かけて調べます。その間にご葬儀の準備など時間のない中でいろんな決断をしていかなければなりません。

③不動産屋への連絡

今までの経験則で揉める場所はここです。これまでの現場の中で実際にあったのが、不動産屋が「部屋を汚した!全部保証しろ!周りが出て行ったらその分の年間家賃を保証しろ!一筆かけ!」などの取り決めを、ご遺族と勝手に結んだりしたケースがあります。

重要!!④死因は言わない

これも経験即ですが、よっぽど気のまわらない警察以外、死因を口外することはありません(個人情報なので)ましてや不動産屋さんに漏らすこともありません(漏らした場合は訴えてもいいレベルです。)基本的にお部屋を借りる時、『お部屋はきれいに使いましょう!故意に汚した場合は保証しましょう!』と法律で決まっています。病気や他殺の場合は故意にお部屋を汚していないので、基本ご遺族がやるべきことは遺品(相続した人が)のお片付けです。汚れや匂い消毒消臭まで、やる義務はありません。ただ独居視された方が自死(自殺)した場合、故意にお部屋を汚した事になりますので、保証人、連帯保証人(遺族ではない)が部屋の掃除、消臭、補修さらにご近所さんへの保証(もし引越しした場合は家賃保証2年間と言われております)も請け負わないといけない可能性があります。なので死因を聞かれても特に話す必要はありません。

⑤遺品整理業者選び

ここまででも、相当な労力をお使いすることになると思いますが、もう少しです。基本的に遺品の撤去だけしか責任がないといってもやはり人様に返せるぐらいには綺麗にしたいと思う方がほとんどだと思います。(関わりたくない場合は相続放棄の手続きを!保証人連帯保証人は相続放棄しても保証しなければいけません)そこで大切なのは特殊清掃業者選びです。

業者選びで大事なことは即決しないこと!大阪は特にですが、ぼったくりで仕事適当業者が乱立しております。例えば1Kや1DKの整理代金はよほどの荷物がいっぱいじゃ無いかぎり10万円かからないと思います。男性の一人ぐらしの荷物であれば、家電の処分、ベット(ソファー)TV台 サイドボード、服ぐらいなので、4万から7万円くらいです。そこに特殊清掃代金5万から8万ぐらいが増えるので、高くても12〜15万ほどかと思います(例外ももちろんあります。)

⑥一番お金がかかるのは整理掃除後のリフォーム

整理と消臭消毒の整理が終わり部屋が空っぽになった状態で基本引き渡しになりますが、リフォームまでしなくてはいけない場合ここからが難しいところです。臭いを完全に取るためには、汚れているところの撤去かコーティングなどの施工をした上で消毒消臭作業を行う必要があります。例えば床のクッションフロアーを剥がしたところにシミがあるとそれを除去しなければなりません。それが適切にできない業者に頼んでしまうと、高いお金を払った上に、施工が終わっても部屋が臭く不動産屋にもう一度やれ!などと言われかねません。(臭いなど個人差のあるものなので、臭気計などを用いてしっかり作業してくれる業者を選びましょう。)大体リフォームにかかる費用が15万から60万ぐらいと言われております。正直空っぽのお部屋を見ただけでは、正確な値段が出せないのが難しいところです。壁や、床を剥いでみてシミの状態などを見ないと値段は出せません。お風呂場などの場合体液で配管が詰まっていることなどもいろんなケースが考えられます。リフォームだけは一概に値段相場がいくら!と言えない事を覚えておいてください!

⑦賃貸契約書が全てでは無い

どこからどこまで補修するかは基本賃貸契約書に書いております。が賃貸契約書は法律を基に作成されております。なので独自ルールが書いてあったとしても、裁判すればほとんどが無効になります。(あらゆる死因であった場合でも部屋を補修してください!など)ただ裁判するにも費用と時間がかかりますので、あまり無茶な不動産屋との契約は避けましょう!

⑧困った時には士業の活用

実際、そういった困った立場のご遺族様の相談に乗ってきましたほとんどがそこで解決されておりますが、どうしてもなんともならない場合は弁護士の先生に相談してください!フロントにたって、戦い続けることはありません!

まとめ

独居死は誰にでも起こり得ます!一人ぐらしの親族にはマメに連絡をとってください!早期発見が大切です!賃貸マナーは守りましょう。(部屋に穴を開けたり改造しない!ペット禁止なところでペットを飼わない!)裁判しても負けます!不利な状況を作らない!もし独居死遺族になってしまったら、しっかりご葬儀してあげてください!あとはなんでも即決しないように!信用できる業者を選びどこまでできるか追加料金はかかるのかなどの話をしっかりしましょう!

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