遺品整理という仕事を通じて

こんにちは、ネクスト関西のブログをみて頂き有難うございます。今回は現場の紹介ではなく、私個人的な意見というか「遺品整理」という仕事を通じて感じた、感じている事を少しだけ書こうと思います。完全な僕個人の意見なので、いろんな捉え方があると思いますし、正しさを主張するとかそういう類の意見でもありません。不快に感じる方もいらっしゃると思います。最後まで読んで頂ければ幸いです。

私、武内がこの遺品整理という業界に飛び込んだ時24歳の時でした。日本で初めて、遺品整理を起こした会社に、拾って頂いて、東京で朝の6時から夜12時(たまに超えてましたけど…)を月25日間やっておりました。1日に2、3現場多い日は1日で6件の見積もりに走り、がむしゃらに整理という仕事をしました。今から13年前は日本の年間の自殺者数が3万と言われており(現在は減少傾向にあります)沢山の自死遺族にもお会いし整理を行ってきました。

自死(自殺という言葉は個人的に使いたくないので以下自死とします。)というとどういったイメージを持たれますでしょうか?現代社会からの逃げ?苦しみからの解放?ネグレクト?うつ病?精神障害?人によってイメージは違うかと思います。

以前の僕は何があっても、自死に反対で、親から授かった命を自分で断つなど許される行為ではない!と自死現場の清掃、整理を行う度に心の中では憤りを感じておりました。まず、自死することで部屋が汚れた場合不動産のオーナー、近隣住民に匂いや虫の物理的な迷惑がかかりますし、遺族の方への心の負担、金銭の負担も掛かります。さらには、物凄い臭いで、ウジや蝿が沸くなか、清掃する人達の精神的負荷などそこまで考えてるのか?と怒りにも似た感情を持っていました。

なぜ自死という形を選んでしまったのか、それは本人にしか判りえませんが、再就職がうまくいかなく、その怒りや焦りをぶつけるところが無くなってしまったり、お金などを借りすぎて、どうにもならなくなってしまったり、夢を持って上京したがうまくいかなく失望したり、子どもの事で悩んだり、親の事で悩んだり、職場で人間関係がよくない、嫌な奴がいる、学校が苦痛で耐えられなくなった。遺品整理という仕事を通して、故人の頑張りが多く感じれました。何もしなかったわけではなく、色々やったけど結果うまく行かなかった。という風に感じる事が多かったのです。

最初の頃は、自死など以ての外だ!と考えておりましたが、今では選択の一つだと思っています。自死を認めている訳ではありませんが、そんなに苦しんで、上手く行かなくて、終わらす事で解放されるのであれば、それで本人が納得、救われるのであれば、その人を悪くは言うことは出来ないです。

ただ絶対に言えるのが、(経験則で絶対です。)残された遺族や親しい友人には言葉では言い表せない大きなダメージを残します。克服した人などいないと思います。なぜ気づくことが出来なかったのか?自身の責任を感じます。近年では子どもでも自死を選ぶことがあります。僕自身も2児の父なので、もしもを考えることが出来ないぐらいの恐怖です。

去年2019年の自死数は19,959人だそうです。これでもかなり減少したと言われています。

今まで行った現場で、割腹(和室が血まみれ)車の中で練炭、一時期多かった塩素系洗剤、首吊り、飛び降り、手首を自傷、服毒、撲殺からの心中。風呂場、玄関、自室、寝室、和室、屋根裏、庭、階段など多くの現場を片付けました。血まみれ、蛆まみれ、蝿まみれ、ゴキブリまみれ。マンションだと綺麗にしている真っ最中に、お隣さんからの心無い声や、罵声なども沢山もらいました。必死にキツイ臭いの中、暑さの中体を汚し、殺虫剤を吸い込み、満身創痍で作業をしてきました。その立場から言わせてもらいたいです。

もし自死を考えている人がいたら、2日間ご飯を我慢してください。

そして我慢ができたら、何かコンビニの弁当でもいいので、食べてみてください。多分、美味しいはずです。とても。美味しいご飯が食べれる事は今の日本では当たり前ですが、本来とても幸せな事だと思います。

なんかごちゃごちゃしてる現代では他人と対比しないと幸せが感じ取れなくなってきているように思います。なのでまずは美味しいご飯が食べれる幸せを探してみてください。

そしてそれでも生きたくないと思ったら、自分が亡くなる事で一番ショックを受けるであろうと思う人に一度話してください。いきなり自死しますだと、相手もパニックになるので、俺(私)がいなくなったらどう思う?みたいな触りでいいと思います。

そして、そういった電話が掛かってきた、もしくは相談された方は、生きろ!というのではなく、話を聞いてあげてください。ただ聞くだけでもいいと思います。これは以前、自死遺族の集まりの会で頂いたアドバイスです。周りができる事を考えた結果がただ聞くだけでいいとの事です。

「遺品整理」の業者として、独居死(孤独死)の危険性、誰にでも起こるから、常日頃から、一人暮らしの知り合いと連絡を取ってください!という話を今までブログなどで沢山してきました。自死もそうです。誰にでも起こりうる事です。

二十歳やそこらで自死して、悲しみ、苦しむ親御さんに整理するからお金ください。と言わさないで下さい。超大企業に就職し上京したけど上手くいかず会社の寮で首をつって、残った遺品をご両親に配送した時、私は、ご両親の顔を見ることが出来なかった。本当に嫌で、めまいがした。でもあなたのご両親は本当に優しかった。でも2度とやりたくない仕事です。

選択肢の一つとして「自死」を選ぶことについては他人が口出すことではないです。が知ってて欲しい事があります。あなたが亡くなっても、居なかったことにはならないのです。今抱えている問題が解決できるかは、わかりませんがまだやれることがありそれを助言してくれる人がいるかもしれません。

どうか誰かの心にでも留まってくれればと思います。

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